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国会用語の基礎知識

証人喚問と参考人招致について

ニュースで「証人喚問」と「参考人招致」を耳にすることが多いのですが、
どのような違いがあるのでしょうか。
証人喚問は証人を強制的に国会に出頭させ、証言を求める制度です。
証人は正当な理由なく出頭を拒んだり、嘘の証言をすれば議院証言法で刑事罰に問われる可能性がありますが、刑事訴追のおそれを理由に証言を拒否することも可能です。
一方で参考人招致は出席が任意で嘘の発言をしても罪に問われません。
刑事訴追のおそれを理由に証言拒否が可能な証人喚問よりも、参考人招致の方が、真実に迫れるのではないかと言う見方もあります。
どちらも衆参両院の国政調査権に基づき、証言を求めています。