ホーム > コラム > 国会の「看板」とは?

国会用語の基礎知識

国会の「看板」とは?

国会の本会議や委員会を開会する場合は、あらかじめ日時を定め、議題を示し、公報・官報に掲載して議員に通知します。この事を「看板をあげる、看板を立てる」と言います。

看板とは、もともとは委員会室の入口の脇に掛けられる開会を知らせる表示板のことで、議事堂内では国会職員が表示板のかけ外しをしますが、委員会が開かれる分館では現在は電光表示となっています。公報に掲載がなければ委員会は開会できないため、与野党対立状態で開会が危ぶまれる場合でも、事態の急変に備えて、公報記載だけはしておきます。

「委員会が看板だけ」という状態では実際はほぼ開かれない見込みを指し、開会が取りやめになると「看板を下ろす」と表現します。